あ行
あいほ【合補】[aiho] よーほ【要補】 [yo-ho]
手伝うこと。 同義)「すける」「助る」。
あくど【踵徒】[akudo]
「かかと」のこと。 例)プルークはあくどをもじる(捻る)ように押し開く。
あこ【】[ako]
指示代名詞の「あそこ」のこと。「あそこに行け」は「あこ行げ(注)」。寒冷地の得意技、短縮形。
(注)何故かか行には濁点が付く。
「行かない」「行がね」 「行きたい」「行ぎて」 「行く」「行ぐ」 「行け」「行げ」 「行こう」「行ご」
あごつる【顎吊】[agoturu]
「口答え」「屁理屈」。 例)指揮官にあごつるな(口答えするな)。
あたける【暴蹴る】[atakeru]
「あばれる」こと。「乱れる」という意味も含まれる。「風で髪の毛があたける」。天候をさす言葉で
「あたけっ空」は「狐の嫁入り」のこと。
あったこい【温濃】[attakoi]
「暖かい」。 例)生あったこい(なま暖かい)風が吹く。
あつける【渡ける】[atukeru]
「預ける」の訛り。
あっためっけえし【暖還し】[attametkeeshi]
冷めてしまった食べ物を温めなおすこと。転じて、テレビの再放送のように繰り返すことの総称。
用例) フリースはペットボトルのあっためっけえし。 同義)「二番煎じ」。
あったら【有ったら】[attara]
「勿体ない」。 「あったらことした」で「勿体ない事をした」。
あちこたねえ【向方此方無い】[atikotanee] あちゃねえ[atyanee]
「案ずることはない」「考え過ぎるな」。 例)あちゃねえすけ滑らっしゃい(大丈夫だから滑ってみなさい)。
あっちぇ【熱ちぇ】[accye]
「暑い」「熱い」。暑くてうっとしいことを「あつれっこい」と言う。 反意語)はっこい
あっぱ【】[azpa]
「糞」「うんこ」「大便」。 ちなみに大便所はあっぱん所(じょ)。
あっぱら【暴ら】[atpara]
「乱暴」。 例)あっぱらにしると、ぶっこれるぞ(乱暴にすると、ぶっ壊れるぞ)。
あっぽんぐち【阿呆口】[appon-guchi]
驚いたり呆気にとられたりしたとき、口がぽかんと開いてしまう状態のこと。
あとっちゃれ【後下れ】[atottyare]
「後ずさり」バックすること。 例)スキー初心者はあとっちゃれして斜面を登れない。
あばや【】[abaya]
別れのあいさつ「あばよ」の訛り。
あまされる【】[amasareru]
「おどける」。 わざとアホなふりをする事。
あめる【禿る】[ameru]
頭髪が減少すること「ハゲる」。「ハゲている」は「あめてる」となるが何故か「ハゲ頭」を
「あめ頭」とは言わない。
あんだな【有堕無】[andana]
「~の訳がない」「そんな筈は無い」。 例)ジャンボが落ちるてあんだな。(ジャンボが落ちる訳ない)
あんにゃ【兄ゃ】[annya]
兄。 姉は「あんね」。ちなみに、嫁さんは「あねさ」。弟は「おじ」 妹は「おば」、「叔父」「叔母」との
違いは、「お」にアクセント。父は「とと」「とっつぁ」母は「かか」「かっか」時代劇でお馴染み
「とと様」の「様」抜き、祖父は「じさ」「孫じさ」 祖母は「ばさ」「孫ばさ」 曾祖父は「彦じさ」
曾祖母は「彦ばさ」
いきれる【息切る】[ikireru]
高温多湿。湿度が高くて不快な状態を「いきれっぽい」と言う。「人いきれ」「草いきれ」の「いきれ」。
いごく【動く】[igokiu]
「動く」の訛り。
いさけ【諍け】[isake]
「喧嘩」。 「諍い(いさかい)」の短縮。
いしくなし【】[isikunashi]
「意地悪」。 底意地の悪い人、行為。
いっきび【意気味】[izkibi]
「いい気味」の訛り。「ざまぁ見ろ」とか「自業自得だ」と言うような意味。
いっせ(そ)い【一凄】[it-se(so)-i]
物凄いこと。 例)ノーベル賞受賞とはいっせいこった。 同義)ごーぎ
いっち【一】[itti]
「一番」の短縮。 例)これがいっちうんめぇ(一番うまい)。
いっちょめ【一人目】[ittyome]
「一人前」の短縮。 例)これが出来ればいっちょめだ。
いっつ【逸時】[ittu]
「とっくに」。 例)~ブームはいっつん終ったて(とっくに終りました)。
いっつけ【何時け】[ittu]
「いつも」。 例)いっつけおんなじ(何時も同じ)。
いっつんか【逸時過】[ittunka]
「遠い過去」「昔」。 例)いっつんかんこって、忘れったった(昔の事で、忘れていた)。
いて【凍】[ite]
「凍てつく」。物凄く寒い事。 同義)しみる
いっとき【一時】[ittoki]
「一瞬」「ちょっと間」の事。 江戸時代の時単位2時間の事ではないが、かなり個人差がある。
例)いっとき待ってて(ちょっと待ってて)
いっぺっこ【沢山っこ】[izpezko]
「いっぱい」の訛り。例)魚沼の冬は雪がいっぺっこ降る。 同義)どうど
いぼくれる【疣呉れる】[ibokureru]
「いじける」「すねる」。 ほほが膨らむ様。 同義)へっける
いぼむ【疣む】[ittoki]
「膨らむ」。
えむ【歩む】[emu]
「歩く」。 例)スキー場までえんで(歩いて)来た。
おえ(い)る【生える】[oeru]
一般的には「はえる」だが魚沼では「おえる」と言う。 例)畑に雑草がおえる。
おごった【大事た】[ogotta]
「大変な事が起きてしまった」。 一般的な意味の「ご馳走した」ではない。
おーめにあう【大目に遭う】[ohmeniau]
「ひどい目」に遭うこと。 例)やみ金から金を借りておーめに遭った。
おくらって【送られて】[okuratte]
メールが送らって来た。などと使う。
おっかかる【寄掛る】[okkaka-ru]
「寄り掛かる」こと。 例)疲れたなんが柱におっかかって(寄りかかって)休む。
おっつぁれ【怒っれる】る[ottyareru]
[怒られる」。 例)そんげんことしると(そんな事すると)おっつぁれるぞ。
おしょる【折ょる】[osyo-ru]
「折る」。 「へし折る」は「ひっぽしょる」「おっぽしょる」。 例)スキーで転んで骨がおしょれた
おまえた【御前達】[omaeta]
「おまえ達」。 更に訛って「おめった」「おまんた」三波春夫でございます。
おもいっつけね【思い付けね】[omosi-i]
「思いがけず」「意外に」。 例)あの店、思いっつけね美味かった(意外に美味しかった)
おろのぐ【】[oronogu]
「間引く」。 例)出来の悪い大根はおろのいで良いものを残す。(間引いて良いものをのこす。)
おや(わ)す【終す】[oya(wa)-su]
「終らせる」。 終したで終らせた。
八海山麓スキースクール
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